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日本の片隅でひっそりと暮らすおじさんが書くブログ

必殺仕舞人 第10話「身を投げ生きる安里屋ユンタ -琉球-」

脚本:長瀬未代子 監督:原田雄一 ゲスト:テレサ野田 林ゆたか

薩摩の京山一座。琉球から渡ってきた女・クバ(テレサ野田)の恨みを晴らすため船で琉球へと渡る。クバと将来を誓い合った男・知念(林ゆたか)は、島民の暮らしを良くするための志を抱いて薩摩へ渡り侍となったが、島へ帰ってきた時には琉球を管轄する奉行・島津剛之介(溝田繁)の手先となり、人頭税対策のため島民を平気で間引きするなど極悪非道の限りを尽くしていた。

その事を知ったクバは知念をなじり復讐を考えるが、島民からは迫害されており協力を得られない。自分の信じていた男に裏切られ何もかもを無くした過去を持つ京山(京マチ子)は、クバに自分の身の上を重ね協力を約束する。

奉行一味、そして知念を始末し、京山は琉球を後にした。

今度は琉球が舞台。北海道から青森、山形と南下し、京都、高知、鹿児島を経て琉球……水戸黄門もビックリの行軍ぶり。

今までの舞台とは打って変わり、琉球は南国ムード満点。テレサ野田が髪を振りまわしながら勝気な女を演じている。主な標的はテレサ野田と心を誓い合った林ゆたか演じる知念。出世欲に憑かれた挙句、島の出身でありながら命乞いをする同郷の島民たちを人と思わず冷酷に斬り殺し、その行為を開き直る外道ぶりが腹立たしい。

ラスト、九州へ戻る船の上でパイナップルを丸かじりする直次郎に萌え。