umikaze.blog

日本の片隅でひっそりと暮らすおじさんが書くブログ

シティーハンター'91のエンディング

youtubeシティーハンター'91のノンクレジットエンディングを発見。

視聴していてはっきり分かった。これ、青木悠三が全部手がけてるやん。

冒頭の橋(金門橋?)をヘッドライトが流れるイメージの演出。シティーハンター'91はオープニング、エンディングともに初代シティーハンターの焼き直しが随所に試みられていて、演出に共通部分が見られることが多いのだけれど、これもその要素の一つかな。GET WILDのイメージを香に投影したものか。

他にも、ペンダントのガラスの破片が砕け散る描写(下写真左)、香の指から転がり落ちる指輪(下写真真ん中)、地下鉄へ降りていく香の後姿(下写真右)など、青木演出が際立っている。

  

青系の色で統一しているのも特徴の一つかな。『ルパン三世PARTIII』の後期オープニングとか、エンディングなんかでも、青を基調とした画面作りをしていたから。地下鉄へ降りていく香のシーンの周囲の建物の描き方は、バビロンの黄金伝説の冒頭を彷彿とさせる。

多分、絵コンテ・演出・作画監督青木悠三だと思う。原画も青木悠三かな。オープニングみたいに、スタジオライブの色が出ていないから可能性はあるか。でも、香がうつ伏せで泣いているシーンは、肩から背中にかけての描き方が柳野龍男っぽく見える。確かに、90年代は青木悠三と柳野龍男はタッグを組むことが多かったけれど。

シティーハンターのDVD-BOXが発売されているけれど、こういったオープニング、エンディングのスタッフリストみたいなものは、ライナーノーツに掲載されていないのだろうか?もしご存知の方がみえたら、教えてください。よろしくお願いします。