FFXII

ファイナルファンタジーXII(特典無し)

リドルアナ大灯台クリア！クライマックスへと向かう重要な場所と言うことで、イベントも盛り上がりを見せました。

天陽の繭がある部屋にワープすると、アーシェが契約の剣と覇王の剣を携え繭の前へ。こんな時でも、ヴァンに向かって「お前はやめてよ」と言えるのがアーシェ王女の凄いところ。でも、今回はこの言葉に力はなく、繭を破壊するか、繭の力で帝国を滅ぼすか……自分の行動に迷いがある様子。

更に前へ出たその時、またしてもラスラの幻影が。今回はヴァンだけではなく全員にも見えるようだ。ラスラが差し伸べる手を取ることは、すなわち天陽の繭の力で帝国に復讐をすると言うこと。しかし躊躇うアーシェ。そこへ乗り込んで来たのは、ジャッジ・ガブラス。ガブラスは自分がバッシュに成りすましダルマスカ国王（アーシェの父親）を殺害したこと、そしてヴァンの兄であるレックスを殺害したことを暴露。ヴァンに斬りかかるガブラスだが、それを防いだのはレダスだった。レダスの元の名はジャッジマスター・ゼクト。ナブディスを壊滅に追いやった原因である破魔石「夜光の砕片」の奪取と実験を指揮した男だった。レダスはナブディスを崩壊させた自らの過去と罪を背負い苦しんできた。それゆえに、破魔石を生み出す天陽の繭を破壊し過去を償おうとしていたのだ。しかし、ガブラスはそんなレダスの行動を、いつまでも過去に縛られる存在だとし、人間は過去からは逃れられないと言い切る。そして、アーシェに復讐への道を煽るガブラス。復讐への決断を待ち望むかのように微笑むラスラ。

アーシェは決断する。父であるダルマスカ王は、例え国が危機に瀕しても破魔石の力を借りようとはしなかった。いくら巨大な力であるとは言え、そのような力に頼る国は理想ではない。そして、ラスラ自身を信じ、そのような考えをする人間ではないと自らの呪縛を断ち切るように契約の剣で幻影を斬るアーシェ。ラスラの幻影からは「聖女として天陽の繭の力で帝国を滅ぼせ」とオキューリアの意思が囁かれるが、アーシェは「聖女じゃない」と決別。「復讐をしても過去の恨みは晴れない。あの人はもういないのだから」とガブラスに反論。ヴァンも「もう兄さんは戻らないんだ」と過去に囚われない決意を述べる。更には、自らの国を守れなかった敗軍の将・バッシュもアーシェたちを守りぬく決意を宣言。

ガブラスはアーシェたちと戦うことに。戦闘中、ガブラスとバッシュのカットインがカッコイイ。ガブラス撃破後、ドクター・シドが登場。ここでも大塚周夫の貫禄のある演技が楽しめる。シドにとり付く「不滅なるもの」も、パーティ全員にはっきり見えた。「そいつに取り付かれていたんだな」とバルフレア。人造破魔石を使い、人間による真の歴史を創るため圧倒的な力を体に宿すシド。シド自身も天陽の繭を破壊することが目的だが、それはあくまで人間による歴史を築く礎とするためだ。「貴様が新たな神になるつもりか！？」「神を踏み台にして何が悪い？」バルフレアとシドの、世界の命運を賭けた親子喧嘩がスタート。途中ファムフリートを召還するも、何とか撃破。倒れこむシドに駆け寄るバルフレアを遮ろうとするオキューリアだが「今は構わん。この６年間、最高に楽しかったぞ」と一言。オキューリア、「私もだ……」と礼を述べる。駆け寄ってきたバルフレアにシドは「逃げ切ってみせんか……」と父親の笑みと最後の一言を残しミストと同化して天陽の繭に吸い込まれていく。

天陽の繭は暴走を始める。繭を破壊するために進むヴァンとアーシェ。だが、繭から放出される圧倒的な力に阻まれ接近できない。そこへやってきたレダス。制止するヴァンの声も聞かず、過去の罪を償うため自らが覇王の剣を持ち天陽の繭に近づく。「ジャッジマスターをなめるな！」覇王の剣を繭に突き刺した途端、繭は暴走し最上階は一瞬にして消し飛んだ。脱出したパーティ一行。シュトラールの中から、繭の暴走により大胆に破壊された大灯台最上階を見つめ悲しみに浸るヴァンとアーシェ。レダスは死に場所を探していたのか。『天使の詩II』の、シオンがラミアムにルシエドを突き刺す件に似ていて泣ける。

バーフォンハイムに戻った一行。レダスを失うも港町としての活気は以前のまま。しかし、世界の中心では、いよいよ帝国の空中要塞バハムートが動き出した。歴史を人間の手に取り戻すため神の力……天陽の繭のミストを「踏み台」にして作られた、人間の力の象徴が反乱軍を駆逐する。「バハムートを止めてダルマスカを守る」ヴァンとアーシェの決意は固い。

……と、ここまで来たらバハムートへ乗り込んで一気にエンディングへ、と行きたいのだけど、まだまだモブとか色々あるのですよ。そちらを先に攻略。とりあえずギルガメッシュは倒しました。源氏装備も全て入手。ラストHP20%になった時に取り出す切り札「王者の剣（ロトの剣）」にはかなり笑わせてもらいました。倒した後、フィールドに王者の剣が残る。調べると「返事がない。ただの伝説の剣のようだ……。」だってさ。そして、部屋から出て行く際にそれを取りに来るギルガメッシュの気配を感じ、首を傾げるアーシェの表情がまたカワイイ。

次はソーヘン地下宮殿で、魔神竜を倒すために頑張るか。