脚本:高屋敷英夫 絵コンテ・演出:橋本三郎 作画監督:小川博司
水虫に悩むルパン。マルセイユに住むノーベル賞受賞遺伝子学者・バドワルサーが密かに水虫の研究をしていることを知り、不二子と共に研究所へ。しかし何やら企みがある様子。水虫の薬を作るには、国立博物館に保管されている古代エジプトの蓮の種が必要と知り、早速潜入するがそこに待ち受けていたのは銭形とバドワルサー。この情報と引き換えにICPOからルパンに関する資料を貰う取引が成立していたのだ。不二子もここまでの計画には噛んでいたのだが、バドワルサーの本当の企みは知らない。隠しマイクで探りを入れてみると、水虫治療の際に剥ぎ取った皮膚と、ICPOから貰ったルパン三世に関する資料を使ってルパンのコピーベビーを誕生させる計画だった。護送車からルパンを救出した次元と五右ヱ門も、不二子から真相を聞きバドワルサー邸へ。バドワルサーを懲らしめコピーベビーの遺伝子を破壊し、銭形の追跡を逃れて脱出成功。
山城新伍似のバドワルサー博士。滝口順平が声を充てているが、それだけで胡散臭さが強烈。やっぱり悪人で、ルパンそっくりのコピーベビーを誕生させ、更にICPOの資料を基に成育し世界中の財宝を我が物にしようとする企みが恐ろしい。培養液に浮かぶルパン三世(のイメージ)も、その恐ろしさを強調している。水虫と蓮の種の件はオリジナルだが、その他については原作「同時進行」と全く同じ。遺伝子操作によるルパンのコピーベビーに関する部分までもが同じだが、原作は実際にコピーベビーが誕生していたのに対し、こちらはまだ遺伝子レベルの段階。バドワルサーは「一ヶ月も経てばルパンと同じ赤ちゃんが誕生する」と言っていたが……。さて、この回よりルパン、次元のデザインが若干変更となっています。特にルパンは少し頬がシャープになっているので、一目瞭然だと思います。
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