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日本の片隅でひっそりと暮らすおじさんが書くブログ

ルパン三世PARTIII 第50話「原潜イワノフの抹殺指令」(終)

脚本:柏原寛司 絵コンテ:青木悠三 演出:荻原露光 作画監督青木悠三

300年前バミューダ沖に沈んだ沈没船の金塊をいただくため、不二子の勧めでソ連が軍事技術を結集して作った最新鋭潜水艦「イワノフ」を盗んだルパンたち。この情報は世界各国へと流れ、イワノフ争奪戦が展開される。アムステルダムで不二子を逮捕しようと追う銭形警部はこの争奪戦に巻き込まれるが、最終的にはアメリカCIAが購入することに。元々軍事機密を金に替えようとした不二子の策略だが、大国間の勢力争いに巻き込まれたルパンたち。最後は五右ェ門がイワノフを真っ二つ!「イワノフや そんなに欲しくば 二等分……久々の名句だ」

大国の最高軍事機密をいとも容易く盗んでしまうルパンと次元。更にはこの操縦を次元一人で行うという現実離れした展開からスタート。元々これは軍事機密を餌に各国から金を巻き上げようとする不二子の企みなのだが、泥棒ルパンにとっては少々荷が重すぎたか。「イワノフ」を狙うのはCIA、モサド、英諜報部、KCIAと、銭形曰く「スパイの万博」。しかし一番陽気で一番金を持っているCIAが落札。CIAがKGBのアジトに乗り込む件から『バビロンの黄金伝説』のモンスターズカフェの曲が流れる。ルパンの目的はバミューダ沖に沈んだ金塊の捜索。目的が4話と被っているんだけど、まあいいか。無理矢理作った最終回だし。最終回に相応しく(?)イワノフを真っ二つにする五右ェ門の斬鉄剣捌きもこれで見納め。

作画監督青木悠三だが、ほとんど修正をかけていないと思われる。原画は柳野龍男、菖蒲隆彦、高坂希太郎青木悠三、柳田勤、尾鷲英俊の6名がクレジットされているが、修正をかけていない分、誰がどこのパートを担当したのか分かりやすいのでは?このあたりは作画ヲタの皆さんにお任せしたい。ソ連軍主任には滝口順平。CIAロバートには古川登志夫

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