umikaze.blog

日本の片隅でひっそりと暮らすおじさんが書くブログ

『天使の詩』シリーズのサウンドトラックが登場

天使の詩 PCエンジンサウンドトラックス
http://www.amusement-center.com/project/emusic/album/pce_tenshinouta/
天使の詩II PCエンジンサウンドトラックス
http://www.amusement-center.com/project/emusic/album/pce_tenshinouta2/

「EGG MUSIC」によって、PCエンジンの名作『天使の詩』シリーズに使われた楽曲が初サントラ化された。mixi天使の詩コミュニティでもサントラ化の要望が高かっただけに、当時のファンとしては非常に喜ばしいものではないだろうか。俺も非常に嬉しい。

SCDであるゲームソフト本体からも音楽を吸い取ることが可能であったが、それだと内臓音源の曲を聴くことができない。しかし、今回のサウンドトラックには内臓音源曲もきちんと収録されている。特に『天使の詩II』の「戦闘」などを聴くと、一気に懐かしさが心の底からこみ上がってくる。あの当時が甦ってくるみたい。

今や『ワイルドアームズ』シリーズで絶大な支持を得ている「なるけみちこ(成毛美智子)」の原点がここにあると言っても良いかもしれない。特に『天使の詩II』の「フィールド3」(本編の場面的には「フィールド」ではないのだが……)などは、今のワイルドアームズシリーズの世界観に繋がってくるような期待感と躍動感に溢れる曲ではないだろうか(ラミアムによって危機に瀕したフェイトたちを仲間が次々に救っていくシーンにも使われているんだけど、ここで登場するランゾーの口上とシオンの登場の仕方がまたカッコイイんだ。ヒーローしているんだ)。

ゲームソフトそのものから吸い出したものとの違いは……

  • 内臓音源の曲が収録されている。
  • ゲームソフトには収録されている場面ごとのやりとり(声優が演技をしているアニメムービーシーン。まるでラジオドラマのような感覚で聴ける)がサントラには収録されていない。
  • 天使の詩』の最後にボーナストラックとして収録されていた声優の自己紹介(宮内幸平の自己紹介が面白かった)や、富士宏からの一言が収録されていない。

こんなところかな。それでも、音楽面においては全てをカバーしているんで申し分はない。試聴もできるので、当時の作品に懐かしさを感じる人は一度覗いてみてはいかがだろうか?中でも『天使の詩II』の「エンディング」は必聴。