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日本の片隅でひっそりと暮らすおじさんが書くブログ

FFXII レヴァナント・ウイング 4

ここ数日風邪をひいてしまって、一日寝込んでいることもあったのだが、そんな中ベッドで大活躍だったのが、iPodとこのソフトだった。かなり進んだ。

ベイルージュが直って再びレムレースを飛べるようになったヴァンたち。バルフレアのシュトラールが発見されたとのことでユミル・クル集落へ。バルフレアが生きていた。しかしフランがバッガモナン一味に狙われており、これを軽く退け後を追う。

バルフレア、翼のジャッジと対峙するも、どうも様子がおかしい。翼のジャッジを撃退し聖晶石を守った……と思ったら、バルフレアは「主人公は引退だ」と言い放ちヴァンに向けて刃を向けてきた。バルフレアを撃退するヴァン。しかしバルフレアは聖晶石を破壊して去っていく。

気を失ったヴァンが目覚めたのは幻獣の古里。バルフレアとの確執や今回の物語を一人で抱えてしまい、仲間たちと孤立してしまったヴァンが何者かの導きによって幻界を転々とし、「大切なもの」を見失いかけるも、やがて仲間と再会し巡り会い絆を強めていく。リュドに心が芽生え始めたことに加え、ヴァンとパンネロが超ラブラブになってきて物凄く良い感じ。ヴァン、今回ちゃんと「主人公」してるよ!

幻獣の古里でヴァンたちを導く優しい声の主はウィリスだった。ウィリスはナルビナ戦役で戦死した戦士の一人。そして、翼のジャッジことミディアの恋人。ミディアはウィリスを甦らせるため、「永遠」を求めレムレースへとやってきた。そして、聖石の力でウィリスを甦らせようとした。だが、幻獣を呼び出すための聖石を使うことによって、持ち主の「心」が削り取られて聖晶石へと蓄積されていく。だから、聖石に頼りすぎると、自らの心や感情が失われていく。聖石を使うことを文化としていたエグル族が、そうなったように。レムレース創造神であるフォルサノスは何度も聖石を使うことで失われていったミディアの心に付け込み、レムレースを混乱させやがてイヴァリースへの侵攻を目論むようになっていった。幻獣自体も、エグル族と同じく不完全な存在として作られたものであり、この因果を断ち切って欲しいとヴァンに頼むウィリス。

聖晶石を破壊することは、実はエグル族の心を解放し、幻獣たちに安息を与えるための行為だった。バルフレアはそれに気付いていたのだ。ウィリスの意思を確認し、幻獣から託された剣「アナスタシア」を手に取るヴァン。その背中をそっと抱きしめるパンネロ。もう二人の気持ちは固まっている、って感じ。でも、目覚めたベイルージュのラウンジでいきなりパンネロから平手打ちを食らうヴァン。平手打ちの理由が「……なんとなく」。パンネロの照れ隠しがカワイイ。

バルフレアと再会。全てを知っていたバルフレアに鉄拳を見舞うヴァン。「これからの主人公はお前だ」とレムレースの未来に加え「主人公」までも託されたヴァンはちょっと戸惑い気味。そこへ現れたのは、懐かしのアーシェ王女とジャッジ・マスターとなったバッシュ!これで所帯が一気に増えて9人パーティに。前作のメンバー全員が集合。カイツ、フィロ、リュドの3人は一気に影が薄くなる。いや、ヴァンとパンネロの影も少々薄くなってしまう。

イヴァリースにも、レムレースから下った空賊が聖石の力を使って幻獣を呼び出し暴れているというのだ。アーシェとバッシュが仲間に加わって、翼のジャッジの暴走とフォルサノスの正体を暴くため行動することになる。そこへ襲い掛かるエグル族の戦士たち。エグル族の中に、リュドと同じく心が甦り始めた者が現れ始めたが、レムレースを荒らされた怒りと憎しみの心が刺激され、その矛先をヴァンたちに向けてきたのだ。更に、強い憎悪が幻界へと反映され、シュミハザエクスデスといった凶悪な幻獣たちが姿を現し始めた。

ちなみに、新たにパーティに加わった仲間の装備はと言うと、バルフレアは銃、フランは弓、バッシュは前作で言うところの両手剣(初期装備は「ディフェンダー」)なのだが、アーシェは何と爆弾!初期装備は「ブリトニートロイデ」。バッシュは貴重な「近接」キャラで、更に「プロテガ」「シェルガ」も使えて攻撃系アビリティも無茶苦茶強くて非常に頼もしいのだが、「間接」キャラはカイツ、バルフレア、フラン、そしてアーシェと少々飽和状態。カイツの魔法が無茶苦茶使えるだけに、差別化を図ったとはいえこの位置づけはどうも……。まあ、爆弾を投げまくるアーシェというのも、ストレスが溜まったツンツン王女ということで、これはこれで面白いのだが。

というわけで、このメンバーに更にラーサー王が加わって調べていくと、ミディアは金髪で耳が短く、どのヴィエラよりも寿命が長いといわれる「フォル・ヴィエラ」であることが分かる。フォル・ヴィエラヴィエラ族でも異端とされており、追放された忌まわしき種族なのだが、どうやら系図の頂点には「フォルサノス」がいる模様。フォル・ヴィエラはレムレースの神・フォルサノスの子孫だった?更には、エグル族は元々イヴァリースの種族であったが、オキューリアに反抗したために遥か上空へと追放され、封印された種族であったことも判明する。これらの接点がどう繋がるのか。そして、「フォルサノス」とは一体何者なのか?今後の展開に注目。