ダイターンを借りるレイカとビューティだが、そのダイターンを狙いドン・ザウサーの側近であるドナウンが「ミラグロア作戦」を仕掛けてきた。過去に倒したメガボーグに次々と襲われるレイカとビューティは一体どう切り抜けるのか?
所要でダイターンを借りるレイカとビューティ。レイカとビューティにダイターンの操縦をさせるのは、火星へ乗り込む準備のためらしい。一方、ドン・ザウサーの側近でありながら、やがてはドンとコロスを葬り去ろうとの野望を抱くドナウンは、自身が発案した「ミラグロア作戦」を実行。ソルジャーの製造すら停止させるほどのエネルギーを必要とするこの作戦は、過去にダイターンが倒したメガボーグをバリアーの中で投影させ、実際に戦っているものであると錯覚させ戦闘を行わせる。その隙を突いて、デスバトルからキャノン砲を打ち込みダメージを与えるというものだった。
レイカもビューティもノリノリで戦う中、不審に思った万丈はギャリソンミサイル(白い髭が付いたダンディなミサイル)を打ち込み作戦を看破。ドナウンに降伏を迫るも、ドナウンは第2話に登場したコマンダー・ネロスに乗り込み万丈と対決するも、あえなく破れ死亡する。その報告を聞いたコロスは、これまた意味深な発言をするのだった。
今回は総集編的な内容なのか、これまでのメガボーグとの戦いを、当時の作画もそのままにして構成されている。登場するメガボーグはネロス、ベンメル、ブランドルの三体で、戦闘中の作画も当時のまま。演出から作画監督まで全て富野由悠季が担当していることになっているが、本人が手を施した領域はそれほど多くはないと思われる。
セリフ
レイカ「そうでなくてもあなたは色んなところが出っ張ってるんですから、これ以上出っ張らなくても良いと思うわ」 *もちろんビューティへ向けて
ドナウン「フン!自分がどのような立場に立っているかも知らずに、偉そうな口を聞く女め。このミラグロアがダイターン3を倒した暁には、私は火星には帰らぬ。地球でソルジャーを作り、コロスもドン・ザウサーも倒してくれるわ」
ビューティ「世のため人のため、メガノイドの野望を打ち砕くダイターン3!この日輪の輝きを恐れぬのなら、かかって来い!……わははは、言えた〜」
レイカ、ビューティ「日輪の力を借りて、今必殺の、サン・アタァァァック!ダイターン、クラッシュ!」
コロス「ドンと私の関係を知っていたのかもしれない……ドナウン。これで良いのかもしれない」
スタッフ
脚本 | 楯屋昇 |
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絵コンテ | 斧谷稔*2 |
演出 | 斧谷稔*3 |
作画監督 | 井草明夫*4 |
作画 | 安部恵子/石垣真弓/塚本篤/青山純子 |
美術 | メカマン |
背景 | アート・テイク・ワン |
動画チェック | 柏田智子 |
仕上 | ディーン*5/海江田裕子/藤原佳菜 |
特殊効果 | 土井通明 |
タイトル | 多々良正春 |
撮影 | 旭プロダクション |
編集 | 鶴渕友彰/小谷地文雄 |
現像 | 東京現像所 |
音響監督 | 松浦典良 |
効果 | 松田昭彦 |
整音 | オーディオ・プランニングU |
録音 | 整音スタジオ |
制作進行 | 滝口雅彦 |
設定制作 | 鶴見和一 |
アシスタントプロデューサー | 神田豊 |
制作 | 名古屋テレビ*6/創通エージェンシー/日本サンライズ*7 |
次回予告
コマンダー・ギルドンによって、遂にダイターンが奪われてしまった。輝くオーロラの下、怪鳥ジュラバードが甦る時、捨て身の奪回作戦が開始される。次回、無敵鋼人ダイターン3「万丈、オーロラへ飛べ」に、カムヒア!