umikaze.blog

日本の片隅でひっそりと暮らすおじさんが書くブログ

2019年度 第154回 日商簿記検定3級の試験結果が発表されていた

www.umikaze.blog

昨日、このとき受けた日商簿記検定3級の試験結果が発表されました。昨日の昼休みに、ドキドキしながら管轄の商工会議所のホームページを開きました。

結果は…無事合格!合格者番号のところに、自分の受験番号があってホっと一安心。試験直後に公開されていた、専門学校の大原の解答速報に基づく自己採点では合格圏内だったけど、「大原の予想と違って配点箇所が変わっていて、満足に得点できていなかったらどうしよう」とか、いろいろ考えてしまって不安な気持ちでいっぱいだったのが、合格確定によって安堵に変わりました。これで一応?履歴書に書くことができる資格が増えたということになるのかな。履歴書に書ける(説明できる)資格としては、およそ10年ぶりの取得かもしれない。

びっくりしたのは、大原の解答速報による得点と、試験結果の得点が合致していたこと。

大原 試験結果
第1問 16/20点 16/20点
第2問 8/8点 8/8点
第3問 24/30点 24/30点
第4問 10/12点 10/12点
第5問 24/30点 24/30点
合計 82/100点 82/100点

配点箇所の違いはきっとあるとはいえ、100%合致しているとは思わなかった。さすがは専門学校大手の大原、といったところだろうか。大原のテキストや講義で日商簿記2級の勉強をすると、試験合格のためのノウハウ等をピンポイントで学ぶことができるかもしれない。でも、受講料が高いんだよね…。

日商簿記3級合格のための勉強法

日商簿記3級は、真面目に勉強すればほとんどの人が取れる資格だと思います。ちなみに、第154回の3級の合格率は57.3%でした。全体の受験者数からの割合なのか、管轄の商工会議所の受験者数からの割合なのかは分かりませんが。

今回の難易度だと、ひょっとしたら100点に近い得点で合格している人もいるかもしれない。きちんと勉強してきた人はそれが分かるのだけど、それでも合格率が60%に達していないのは、学校の先生や職場の上司から「お前ちょっと受けてこい」みたいなことを言われて受けさせられている受験者が多かったりするからなのかな。あと、「簿記なんて一週間あれば合格できるわ」みたいな感じで舐めてかかった受験者が、いざ本番で何もできずに碌に問題が解けなかったりとか。

さて、勉強法なのだけれども、とにかく繰り返しテキストを読んで過去問を解くというやり方で一貫しました。どんな試験勉強でも当たり前だとは思うんだけどね。ただ、テキストについては、市販の俗に言う「簿記の教科書」みたいなものは使いませんでした。ネット上で簿記の勉強ができるサイトを見つけたので、そこを何度も何度も見て勉強していました。

studyboki3.com

ここです。はてブも200超えしていて割と有名なサイトっぽい。

僕が本格的にこのサイトで勉強をはじめたのは1月下旬くらいからで、簿記の基礎的な勉強はこのサイトでのみ学びました。仕事の合間や休憩中、帰宅してからなど、隙間時間にこのサイトを見て勉強し、セクションごとの問題を繰り返し解いて理解力を高め、予想模試を解く…という流れで勉強していました。さすがにこのサイトの予想模試だけでは心細かったので、問題集は別途購入したけどね。でも、このサイトの予想模試はよくできていたと思う。実際の試験には類似の問題も出てきていたし、このサイトでの学習をひたすら繰り返すだけでも、合格圏内に達することは可能かもしれない。

※現在は最新版の『第8版』が発売中です。

スケジュールとしては、令和2年2月23日(日)の試験本番から逆算して、

1月下旬~2月15日 テキストの反復学習
2月16日~2月23日 予想模試、過去問の解く

というスケジュールを立てて勉強していました。テキストの反復学習は、合格圏内と言われる60時間程度を目標にして、それは何とかクリア。予想模試と過去問については、とにかく毎日繰り返して解いて、分からないところはテキストで確認する…というやり方で勉強していました。2月15日時点で学習時間はクリアしていたけど、正直理解度はいまいちかなーっていう不安はあった。でも、予想模試と過去問は理解を定着させる意味合いもあるので、とにかく恐れずに解きまくったという感じ。試験直前の21日と22日は、2時間の試験を想定して時計で2時間計りながら問題を解いた。これは、今から思うととても重要だったと思う。2時間あるから大丈夫だろ、って思うかもしれないけど、意外と時間配分が難しかったりする。

本番当日

本番当日は、勉強してきた自分の力を信じて臨むしかないです。簿記3級は受験者数が多いので、会場はザワザワしていて正直落ち着かないところもあるけれど、試験が始まるとみんな集中して静かになるので、焦らず落ち着いて問題を解いていけば大丈夫。日商簿記は問題文に独特の言い回しがあることが多いので、とにかくよく読んで問題の真意を把握することが大切だと思う。

実はこの試験、途中退席が可能で、早々に問題を解き終わった人や、全然勉強していなくてお手上げの人なんかは、試験終了時間を待たずに途中退席していきます。試験監督は「静かに退出してください」とは言うものの、席から立ちあがるので少し音がしたり、ガサガサしたりするので、集中力が途切れたりもします。他の人のことなんか気にせず、冷静に問題を解くことだけに専念しましょう。

これから日商簿記3級を受験する人へ

低学歴かつ派遣社員、脳みそが衰えはじめている中年のおっさんである僕ですら、1か月程度の勉強で合格できました。

きちんと真面目に、繰り返し勉強すれば合格できる確率が非常に高い試験だと思います。時間に余裕がない社会人でも、試験当日2か月くらい前から毎日1時間程度を勉強時間に充てれば、合格できる確率は高いと思います。

たまにネットで転がっているような、「日商簿記なんて真面目に勉強しなくても合格できるわw」みたいな無責任な書き込みを真に受けず、短期間でも良いのでスケジュールを組み立てて真剣に勉強をすれば、きっと合格できると思います。資格試験から遠ざかっているような人にもオススメで、僕みたいにリハビリを兼ねて頑張ってみるというのも良いかもしれません。

僕はこのまま日商簿記2級合格へ向けて、勉強をしていこうと思っています。正直、自分の知能では日商簿記2級は厳しいと思っていますが諦めず、日商簿記2級取得を目標の一つにして勉強を進めていきたいと思います。