あまりに依頼が無いために、真面目に転職を考え始めた香が目にした隣のビルへの大行列。そこには、美人女社長が開業した「RN探偵社」の文字が!もちろん冴羽も敵情視察へと赴くわけだが、美人女社長・麗香は何と冴子の妹だった。
麗香は探偵業務の他に、暴力団に対して強請り同然の危険な仕事を請け負っている。それは、ある刑事が引き起こした飲酒運転死亡事故を調べるためでもあり、麗香はこの事故の裏には暴力団が関わっていると睨んで金を巻き上げていた。その巻き上げた金を「警察からの支給金」として刑事の未亡人に渡した直後、麗香は何者かからの狙撃を受ける。冴羽も認めるプロのお出ましだが、麗香は不敵な笑みを浮かべて言う。「嬉しいわ。やっと出てきた。友村刑事、そして三人の家族を不幸にした張本人が!」
冴羽がRN探偵社の受付をするシーン「ゴーゴーヘブン(歌:大沢誉志幸)」。また、冴羽の回想シーンで流れる曲は初めての劇判か。
準レギュラー・麗香が初登場。商売敵でお隣さん同士、そして実は冴子の妹で元女刑事。「姉さんと一緒にしないで!」となぜか対抗意識をむき出しにしているものの、その実「男を利用する」という、結局言っていることとやっていることは冴子と同じ。しかし、性格的には冴子に比べて少々サディスティックな一面も。まさに「翔んだ女(パッションレディー)」である。
そんな麗香の副業は、探偵として暴力団組織の弱みを握り多額の金品を強請り取ること。命を狙われることも辞さない危険な仕事をなぜ続けるのか。それには、警視庁時代に麗香が世話になった先輩刑事・友村が引き起こした飲酒運転死亡事故に絡む疑惑があった。マスコミによって叩かれ、世間から非難される友村の遺族の恨みを晴らすため、危険な行動を取っていた麗香。ついに、暴力団組織から上前を撥ねるボスが派遣したプロのスイーパーが麗香を襲う。
原作
「越してきた女」「動き出した犯人」「ラブラブ大作戦!」「ジェラシー寸前」
セリフ
冴羽「年齢24歳。バスト88cm。ウエストヒップ不明。足首極めて細し!」
冴羽「87cm、惜しい!1cmの差で冴子の負け」*今回はえらくバストサイズの話が飛び出す。
冴子「麗香に近づくとこんなもんじゃ済まないわよ。すぐ頼られて、危険な仕事押し付けられちゃうから」*お前が言うな。
麗香「冗談じゃないわ!男に頼って仕事をするのは姉さんのほうじゃない。私はそんなだらしない真似はしないわ。ただ男を利用するだけよ」*冴子とは心構えが違うだけらしい。
次回予告
冴羽「遂に黒幕のお出ましか」
香「警察内部の人だなんて、ショック」
冴羽「とんだ事件を追ってるよ、麗香も」
香「深町って凄腕だ、って言うじゃん」
冴羽「なあに、奴はただの雑魚。実はもっと大物が控えてんだなあ」
香「断じて許せん!私らをブタ箱に陥れようなんて」
冴羽「喚くなよ、お楽しみはこれからさ。シティーハンター『冴子の妹は女探偵(後編)-翔んだ女(パッションレディー)の大捕物帳』」
香「絶対見てね!」
スタッフ
脚本 | 遠藤明範 |
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絵コンテ | こだま兼嗣 |
演出 | 今西隆志 |
作画監督 | いのまたむつみ |
原画 | 西沢晋*2/鈴木四郎/丹沢学*3/尾形雄二/横田智則 |
動画 | 網野佳子/山本みどり/島田悌三/春日久美子/高橋陽子/スタジオMAY |
動画チェック | 石井康雄 |
色指定 | 横田政一 |
仕上 | スタジオ九魔/米村貞子/奥野孝一/公平保之/岩沢れい子 |
特効 | 千場豊(マリックス) |
背景 | スタジオ・イースター/矢島洋一/北川晴美/清水隆夫/南沢貞子/影山誠哉 |
撮影 | 旭プロダクション/長谷川洋一/末弘孝史/福田寛/土岐浩司 |
編集 | 鶴渕映画 |
タイトル | マキ・プロ |
効果 | 松田昭彦(フィズサウンド) |
整音 | 大城久典 |
音響制作 | オーディオ・プランニング・ユー |
録音スタジオ | A・P・Uスタジオ |
現像 | 東京現像所 |
メカニカルデザイン | 明貴美加 |
設定 | 秋山浩之 |
制作助手 | 渡辺葉子/佐藤あさみ |
制作進行 | 和賀健夫 |
文芸 | 外池省二 |
製作担当 | 望月真人 |
本ページの情報は2020年2月時点のものです。
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