シティーハンター49話「迷えるシスターもっこりは愛のお導き!?」

京子は誓願しシスターとなることに迷っていた。挙句の果てに休暇中にゲームセンターで遊び、ディスコで踊り明かしているうちに泥酔し、大事なロザリオを無くしてしまった。これでは誓願できない。そんな時に出会ったのが「もっこりの生き神様」？

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ディスコの店内曲「ゴーゴーヘブン（歌：大沢誉志幸）」。

今回は冴羽と香、そしてヒロインの京子のみがドタバタを繰り広げる異色編。悪漢に襲われたり、悪の組織に狙われることもなく、三人の交流のみが描かれている。その一方で様々なお遊び的演出も散りばめられており、例えば劇中上映される映画の中で、主役の「健さん」のセリフが第38話の菊之介のセリフ*1を流用していたり、京子が興じるモグラ叩きのモグラの中に『装甲機兵ボトムズ』のスコープドッグがいたりと、かなり自由に作られている。

京子は、誓願しシスターとなる前日、心に迷いが残っていることから繁華街で遊びまわり、挙句の果てに泥酔し、公園にいた野良犬の首に誓願に必要なロザリオをぶら下げてしまった。翌朝目覚めたときには、そのことをすっかり忘れ狼狽してしまう京子。思い出したきっかけは、冴羽のマンションで酒を飲み酔っぱらったことであった。また京子自身、立派なシスターになろうと自分に無理をしていたのだけれど、冴羽のアドバイスによってリラックスし自分に自信を取り戻していく。

ロザリオを首にぶら下げた野良犬・ドラは無事見つかり、誓願に間に合った京子。ドラも教会で飼われることになって万事解決。

セリフ

香「今日も仕事の依頼が無かったら、ビラでも撒かなきゃ」＊『シティーハンター２』の第1話でいよいよビラを撒くことに

京子「私、立派なシスターに憧れるあまり、ちっぽけな人間だということを忘れていたんです。冴羽さんに言われました。いくら神様に仕えても、所詮人間は人間だ、って」

次回予告

冴羽「麻薬絡みの仮装舞踏会？またやばそうなお誘い。何たって冴子と麗香の頼みだもんなあ」

香「このヤマ、昔兄貴が追っかけてたんだってね」

冴羽「ロードスマフィアだと？」

香「海坊主さんも狙われたって言うし、何かとっても嫌な予感がするのよ」

冴羽「その予感どうやら大当たりみたいよ？」

香「ねえリョウ、私にもしもの事があっても、構ったりしないって約束して？」

冴羽「シティーハンター『史上最強の敵！！獠と香のラストマッチ（前編）』」

香「絶対見てね！」

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キャスト

冴羽獠：神谷明／槇村香：伊倉一恵

京子：中野聖子／映画の主役：田原アルノ／客A（ドラ）：山寺宏一／客B：梁田清之／労務者：茶風林／猫たち：水原リン*2、星野美奈子、平山せい

＊ロザリオを付けた犬・ドラも山寺宏一。泣き声が『アンパンマン』のチーズと全く同じ。

スタッフ

脚本	外池省二
絵コンテ	加瀬充子
演出	加瀬充子
作画監督	神村幸子
原画	西村誠芳／木口寿恵子／斉藤良子／遠藤栄一／山内貴美子
動画	山本みどり／福本千津子／スタジオムサシ／たくらんけ／スタジオ天
動画チェック	石井康雄
色指定	持田武*3
仕上	スタジオ・ディーン／新井こずえ／山本由美子／堀井まつ子／手塚悦子／村越清美
特効	千場豊(マリックス）
背景	獏プロダクション／本田修／中原英統／西村康浩／服部一広／佐藤和寛／平川信之
撮影	旭プロダクション／長谷川洋一／末弘孝史／福田寛／土岐浩司
編集	鶴渕映画
タイトル	マキ・プロ
効果	松田昭彦（フィズサウンド）
整音	大城久典
音響制作	オーディオ・プランニング・ユー
録音スタジオ	A・P・Uスタジオ
現像	東京現像所
メカニカルデザイン	明貴美加
設定	秋山浩之
制作助手	渡辺葉子／佐藤あさみ
制作進行	南雅彦
文芸	外池省二
製作担当	望月真人