新宿を騒がす悪徳地上げ屋の背後には暴力団・花吹雪組がいるとの噂。新宿のんべえ長屋にあるおとら婆さんの店「大寅」にも地上げ屋の魔の手が迫る。この騒動に冴羽とは別に、昔ながらの任侠を志す菊之介も参戦。菊之介は冴羽の腕前に惚れ込み弟子入りを志願する。
冒頭の冴羽の乱闘シーン、「FOOTSTEPS(歌:北代桃子)」。「大寅」の客に『ど根性ガエル』の「梅さん」や、『あしたのジョー』の丹下段平に似たおっさんがいる。第4話に登場した「リリー」「牛さん」「情報屋の徹」が再登場。演じる声優もそれぞれ同じ(ただし「牛さん」は第4話では声無し)。
時代錯誤の任侠道を貫く美少女・菊之介。新宿地上げ抗争に冴羽と共に参戦し、挙句の果てには「弟子にしてください」とまで言い出す始末。冴羽のモッコリさえも「任侠の道」だと勘違いしてしまい、何かと付きまとってくる菊之介から逃げ出す冴羽。ナンパもろくに出来ない状況に。
菊之介は、本物の任侠を目指すため10歳の時に九州へと修行に出され、5年の後、跡目を継ぐために新宿に舞い戻ってきた。「本物の任侠の必要性」を必死に説く菊之介に、冴羽は「本物の任侠の道を示すこと」を弟子入りの条件にする。
今回の黒幕に噂されている「花吹雪組」。組長は菊之介(菊乃)の父であり、「最後の侠客」とまで言われた吹雪団十郎だが、実際に裏で糸を引いていたのは、団十郎が病の床に伏しているのをいいことに組を好き勝手に牛耳る若頭・鬼頭であった。鬼頭を懲らしめる冴羽と菊之介だが、この諍いがこのまま解決するわけはなく…。
セリフ
菊之介「これ以上堅気の衆に迷惑をかけるならば、この菊之介、成敗いたす!」
冴羽「本物の任侠の道というものを見せてもらう。昨日の善人が今日の悪人。善も悪もごっちゃになった今の世の中に、本当の任侠道が存在するならばな」
次回予告
香「菊之介さん、遂に弟子になっちゃったのね」
冴羽「親分直々の頼みじゃなあ」
香「思うに、今の彼女には普通の女の子の修行が必要なんじゃない?」
冴羽「それ大ピンポン!」
香「よぉし、あたしが許す。デートしておいで」
冴羽「わぁ、香とは思えない発言!」
香「ただし、鬼頭の逆襲には……」
冴羽「んなことは分かってるよ。だから安心して!ね?シティーハンター『新宿仁義一直線!着流し美人は弟子志願(後編)』」
香「絶対見てね!」
キャスト
冴羽獠:神谷明/槇村香:伊倉一恵
菊之介:松岡ミユキ/吹雪:渡辺猛*1/鬼頭:木原正二郎/佐伯:梅津秀行/徹:辻村真人/牛:田原アルノ/おとら:片岡冨恵/リリー:あきやまるな/男たち:島沢弘隆*2、梁田清之
スタッフ
脚本 | 武上純希 |
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絵コンテ | こだま兼嗣 |
演出 | 江上潔 |
作画監督 | 神志那弘志 |
原画 | 神志那弘志/小林早苗/山内則康/上杉恵美子 |
動画 | スタジオ・ライブ/松本明子/星野紀美子/宮司好文/西川秀明/飯田倫也/工藤誉寿治 |
動画チェック | 山下文広 |
色指定 | 横田政一 |
仕上 | スタジオ九魔/米村貞子/奥野孝一/公平保之/岩沢れい子 |
特効 | 千場豊(マリックス) |
背景 | スタジオ・イースター/矢島洋一/北川晴美/清水隆夫/南沢貞子/影山誠哉 |
撮影 | 旭プロダクション/長谷川洋一/末弘孝史/福田寛/土岐浩司 |
編集 | 鶴渕映画 |
タイトル | マキ・プロ |
効果 | 松田昭彦(フィズサウンド) |
整音 | 大城久典 |
音響制作 | オーディオ・プランニング・ユー |
録音スタジオ | A・P・Uスタジオ |
現像 | 東京現像所 |
メカニカルデザイン | 明貴美加 |
設定 | 秋山浩之 |
制作助手 | 渡辺葉子/佐藤あさみ |
制作進行 | 和賀健夫 |
文芸 | 外池省二 |
製作担当 | 望月真人 |
本ページの情報は2020年3月時点のものです。
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