2007年6月2日に開催された「伊勢えび祭」へ行ってきたよ。お目当てはじゃこっぺ踊りで会場中を練り歩く「じゃこっぺ連パレード」と「総踊り」。
- じゃこっぺ踊り
- 「じゃこっぺ」とは「伊勢えびの子供」のこと。じゃこっぺ=伊勢えびの子供たちが元気良く飛び跳ねるのをイメージして振り付けされた踊り
http://www.iseebi-onsen.com/iseebi/ に振り付けなども詳しく書かれています。
さて、「じゃこっぺ連パレード」は19時スタート。私は18時30分くらいに会場入り。
「じゃこっぺ連」スタート
「じゃこっぺ踊り」で会場中を練り歩く「じゃこっぺ連パレード」がスタート。数多くの参加者と囃子方を乗せた山車がメインステージの前まで練り歩きます。
パレードの踊り手たちと山車がメインステージ前へ到着。ここからは、伊勢えび神輿の登場です。
総踊り開始
メインステージ前で、じゃこっぺ連パレードに参加した人たち、ステージ上では子供たちがじゃこっぺ踊りを踊り尽くします。
伊勢えび祭保存会会長・井上大氏からの挨拶でインターバルを置いて、再び踊るじゃこっぺたち。
各種動画
じゃこっぺ連パレード 1
雑感
相変わらず人も多くて、志摩市最大級のお祭りという感じでした。でも、数年前に比べて会場内の人が少なくなった……という印象も受けました。4年くらい前は、総踊りに参加する地元の人たちももっと大勢いたはずだし、来場者ももっと大勢いたはず。来場者数は3万人と報道されていましたが……。今年は「じゃこっぺ踊りコンテスト」が開催されず、それにより参加チームが来場しなかったため、じゃこっぺ連パレードも「え?もう最後尾?」といった物足りなさが少なからずありましたし、それが「総踊り」の人数減少感に繋がったような気がします。また、伊勢えび神輿を担いでいた青年団の会長が「今年は担ぎ手が少なくて物足りなさがあったと思います。すいません」とこぼしていたが、祭りを次世代へと受け継いでいくための問題点が少し出てしまったかな、という気がしました。
志摩市長も「志摩を元気にしていきましょう」と挨拶していましたが、伊勢えび祭を含めて市内各イベントの縮小感は否めません。補助金の減額などで費用面での苦戦もあるのでしょうけれど、お金が足りない部分はアイデアでカバーしたいですね。イベントに係わる人の気持ち、世代なんかが大事になってくるように感じました。今後はこういった「世代」「アイデア」といった部分でカバーしなければならない領域が増えてくるわけで、市内各地のイベントは住民の力でここまで大きくしてきたのですから、更なる発展を期待したいと思います。来年は、一体どのような企画で楽しませてくれるのか。非常に楽しみです。
最後に提案。伊勢えび祭の会場へ、自動車で来るのをある程度制限したほうが良いと思う。途中、崖崩れで工事をしていて一方通行になっていたし、それでなくても応対するのが大変なくらい道が狭いんだから。バスでピストン輸送とかできないものだろうか?
中日新聞の報道
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20070603/CK2007060302021098.html
志摩地方の初夏を代表する祭り「伊勢えび祭」(中日新聞社後援)が二日、志摩市浜島町浜島の浜島海浜公園一帯で開かれた。「じゃこっぺ踊りパレード」や「伊勢えびみこし」が練るなど盛大に繰り広げられた。
浜島町特産の伊勢エビに感謝するとともに、大漁を願う祭りとして一九六一年に始まり、今年で四十七回目。天候に恵まれ、約三万人(主催者調べ)が訪れた。
小エビを意味する志摩地方の方言にちなんだ、じゃこっぺ踊りのパレードでは、約七百人の「じゃこっぺ連」が軽快なステップを披露し、祭りを盛り上げた。
終盤は巨大な伊勢えびみこしも登場。来場者も巻き込んだ総踊りで、熱気は最高潮に達した。
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20070603/CK2007060302021098.html