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日本の片隅でひっそりと暮らすおじさんが書くブログ

シティーハンター 第43話「女心のクッキー記念日 胸ボクロと初恋の唄」

人気恋愛歌人・夢野詩子の悩みは毎日痴漢に襲われること。電車内、映画館と処構わず襲い掛かる痴漢を何とかして欲しいとの依頼だが、その裏には病床に伏す親分の悲願があった。

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冒頭の電車内、中吊りの浅田飴の広告隣に「江古田シネマ」の文字。当時スタジオ・ライブがあった練馬区江古田にちなんだものか?

大ヒットした恋愛短歌集『トマトカーニバル』の作者・夢野詩子からの依頼。『サラダ記念日』の俵万智がモデルか。自分を狙う痴漢の撃退。贅沢な悩みかもしれないが彼女自身にしてみれば大迷惑。まして男と付き合ったことが無い詩子にとっては、なぜ自分が痴漢に狙われるのか……その動機すらも分からない。

痴漢たちの正体はとある組の組員たち。詩子が親分の生き別れの孫である証拠を掴むため、彼女の胸元にある家紋に似たホクロを確かめようとしているのだが、これがなかなか上手くいかない。そこで登場するのが、ハンサムでキザな「スケコマシのサブ」。このサブ、今後『シティーハンター2』『シティーハンター'91』にも登場するのでお楽しみに。

初対面の女性に突然バラの花束をプレゼントしたり、キザなセリフと共に空気を読まないマジックを披露するなど、場の空気を乱しやりたい放題。しかし彼女の心を落とすことは出来ず、最後に「酒が飲めない」詩子に下心丸出しでカクテルをご馳走して終わりにしようと思ったら……予想外の展開に!詩子が酒乱であることを知るきっかけになったサブの行動は、ある意味事件解決のための大金星だったのかもしれない。

結局最後は組の中で「野球拳」をして決着。豊満な胸元にあるホクロを確認し、更に詩子が冴羽に恋をして終了という、お約束の結末。

セリフ

詩子「ダメ。私、若い男の人には感じないんです。全然。私の理想の人は、『白髪の 杖つき尚もよろめいて 照れ笑う君に 胸がキュンキュン』」

スケコマシのサブ「フッ、任せなよ兄貴。このスケコマシのサブ、抱いた女の数は、星の数より、世界中の花の、花びらの数よりも多いんだ。君は俺の万有引力。月が地球に寄り添うように、死ぬまで君から離れはしない。」

詩子「タタタタタタッ!ゴッドバード、チェンジ!」 ※酔った詩子の暴走の一コマ。元ネタはもちろん『勇者ライディーン』だが、これは神谷明とサンライズ繋がりのパロディ?

次回予告

香「誰よこれ」

冴羽「ひさ子ちゃんでっす!」

香「ふ〜ん、ここんとこ毎日散髪に行くのはこれだったのか」

冴羽「それが姿が見当たらなくって」

香「弟たちが言ってたよ。彼らが大金拾ったせいで、彼女さらわれたって」

冴羽「何故それを早く言わん!?ここぞシティーハンターの出番!」

香「でもあの子たちこ〜んなモッコリ男なんかに助けて欲しくないとさ」

冴羽「可愛くねえガキん子。シティーハンター『子供100人に聞きました!?獠は僕らのヒーローだ』」

香「絶対見てね!」

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キャスト

冴羽獠:神谷明/槇村香:伊倉一恵

詩子:神田和佳/亀田:広瀬正志/サブ:速水奨/源造:島香裕/助さん:小出和明/トノさん:西村智博*1/組員A:広森信吾*2/組員B:島沢弘隆*3/組員C:梁田清之

スタッフ

脚本 井上敏樹
絵コンテ 加瀬充子
演出 加瀬充子
作画監督 神志那弘志
原画 神志那弘志/小林早苗/山内則康/上杉恵美子
動画 スタジオ・ライブ/松本明子/宮司好文/飯田倫也/工藤誉寿治/三浦辰夫/宮本淳子
動画チェック 山下文広
色指定 中山志甫子*4
仕上 遊民社/津田美加/光井朋夏/川口由美子/森美奈子/藤塚篤
特効 千場豊(マリックス)
背景 スタジオ・イースター/矢島洋一/北川晴美/清水隆夫/南沢貞子/影山誠哉
撮影 旭プロダクション/長谷川洋一/末弘孝史/福田寛/土岐浩司
編集 鶴渕映画
タイトル マキ・プロ
効果 松田昭彦(フィズサウンド)
整音 大城久典
音響制作 オーディオ・プランニング・ユー
録音スタジオ A・P・Uスタジオ
現像 東京現像所
メカニカルデザイン 明貴美加
設定 秋山浩之
制作助手 渡辺葉子/佐藤あさみ
制作進行 南雅彦
文芸 外池省二
製作担当 望月真人



本ページの情報は2020年3月時点のものです。
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*1:西村朋紘

*2:拡森信吾

*3:茶風林

*4:中山しほ子