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万丈捕獲作戦発動。コロスが直接指揮を執る。メガノイドが占拠した基地から発信する万丈のシャトルをデススパイダーが襲うが、その最中レイカとビューティの乗る宇宙戦闘機が捕らえられてしまう!ビューティを人質に降伏を迫るコロスだが、万丈はその歩みを止めようとはしなかった。
前半期で恐らく最大の見せ場であろうお話。スタッフも、キャラクターデザインの一人「小国一和」こと湖川友謙が作画監督と原画を担当するなど気合を入れて作られている。平野俊弘(平野俊貴)の名前もある。
大幹部であるコロス自らが出撃する今回の作戦で、万丈はコロスと初めて顔を合わせる。万丈とコロスの対決はほぼ互角。しかし南京玉簾のようなレーザーは万丈の体を絡めとり万丈最大の危機!そこを助けたのは、レイカとビューティだった。しかし、レイカは捕らえられビューティはその場でコロスの人質に!散々に痛めつけられいつ顔を潰されても良いくらいの状態となり、コロスはこの状況下で万丈に降伏を迫るも、万丈はビューティの命を犠牲にする覚悟でコロスに迫る。万丈の気迫に圧倒されたのか、コロスはビューティの命を奪わず逃走。万丈はダイターン3でデススパイダーを倒し、レイカ救出に向かう。
レイカが船内にいるにも係わらずダイターンミサイルを撃ち続ける万丈の行動を理解できないコロス。レイカ、ビューティ共に、メガノイド殲滅に対し命をも厭わない覚悟と万丈への忠誠とも言うべき愛を抱いていることを「危険」と判断したコロスはレイカを解放。レイカはコロスを「寂しそう」と感じたようだ。
コロスの今回の作戦は、自分たちメガノイドに歯向かう人間をこの目で実際に見てみようと思ったからか。コマンダーを含む自分たち”人間を越えたスーパー人間”メガノイドの行動、それに敵対する万丈たち”残酷で卑劣な動物”人間の行動を実際に見たコロスは、果たしてどのような考えを抱いたのであろうか。
セリフ
万丈「コロス……ドン・ザウサーに仕えるという……なぜドンに仕える?」
コロス「メガノイドの栄光を、銀河系宇宙に広げるためです」
コロス「人間の精神を自由に操るなどということは、私にとっては赤子の手を捻るに等しいことです。……火星から逃げ出した弱虫坊やという噂でしたが、どうしてどうして、味方を倒しても敵を倒そうとするところは、万丈、本当の戦士になったものですね。……人間がこうも素早く動けるものとはね」
ビューティ「こ、こんな女の言いなりになる万丈なんか、見たくないわ!」
万丈「ビューティ、すまない。僕はビューティを助けコロスを倒せるほど格好良くはできてはいない。この一度のチャンスを取り逃がすわけにもいかない。僕にはそんな余裕もない。ビューティ、死ぬ時はひと思いに殺してやる……苦しまずにな……これはゲームではないんだ!コロス!……殺さば殺せ!」
コロス「コマンダーはドン・ザウサーに忠誠を近いながらも、己の功を焦るばかりです。お前たちは違う。……人間は残酷で卑劣な動物です。メガノイドである私たちが、飼い慣らす以外何の役にも立たぬものなのです」
レイカ「今私が死ぬことは……コロス、あなたを倒せることですからね。私には本望よ」
コロス「あなたのいう事が本当なら……あなたは私にとって、危険な人ですから」
万丈「レイカは言っていた……寂しそうなメガノイドだったと」
スタッフ
脚本 | 荒木芳久 |
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絵コンテ | 斧谷稔*2 |
演出 | 小鹿英吉 |
作画監督/原画 | 重塚我子*3 |
作画 | 平野俊弘*4/真栄城京子/矢島万里 |
美術 | メカマン |
背景 | アート・テイク・ワン |
動画チェック | 柏田智子 |
仕上 | シャフト/三橋曜子/久保とき子 |
特殊効果 | 土井通明 |
タイトル | 多々良正春 |
撮影 | 旭プロダクション |
編集 | 鶴渕友彰/小谷地文雄 |
現像 | 東京現像所 |
音響監督 | 松浦典良 |
効果 | 松田昭彦 |
整音 | オーディオ・プランニングU |
録音 | 整音スタジオ |
制作進行 | 草刈忠良 |
設定制作 | 鶴見和一 |
アシスタントプロデューサー | 神田豊 |
制作 | 名古屋テレビ*5/創通エージェンシー/日本サンライズ*6 |
次回予告
不思議な音楽を操る、コマンダー・ラディックとは何者だ?幻の宮殿に、トッポたちの処刑が迫るとき、必殺のサン・アタックがメガノイドの野望を打ち砕く!次回、無敵鋼人ダイターン3「音楽は万丈を征す」に、カムヒア!