冴羽のサイフを掏ろうとする不届きな奴!その正体は香の高校時代の大親友・マリ子だった。女子大生である彼女は犯罪心理学の研究の一環で始めた”スリ”に心を奪われてしまったのだ。
香は冴羽に彼女を更生させるための依頼を行うが、彼女が掏ったアクセサリーがきっかけで麻薬組織に狙われてしまい、海坊主と冴子をも巻き込んでの大騒動に発展する!
冒頭からサブタイトルまでに流れる曲、及び中盤のマリ子の特訓シーンで流れる曲「砂のキャッスルのカサノヴァ(歌:北代桃子)」。組織との格闘シーン「FOOTSTEPS(歌:北代桃子)」。
今回のヒロイン・マリ子役には、ここまで脇役で登場し続けてきた神代智恵(神代知衣)をキャスティング。「香の高校時代の大親友」というオリジナルの設定のキャラクターである。
冴羽にマリ子を真人間に戻すための依頼を行う香。冴羽も犯罪の道から更生させようとそれなりに真面目に頑張る。源さんと組んでスリの現実を見せ付けようとするが、逆に彼女の「スリ魂」を燃え上がらせてしまい逆効果。一方、麻薬取引の裏組織に狙われるマリ子を心配し海坊主に調査を依頼する冴羽だが、その海坊主を見て「振えが来るほど素敵なお方」と一目惚れのマリ子。マリ子がガタイが大きいマッチョ好きだったのだ。
マリ子が偶然、麻薬取引の帳簿を写したマイクロフィルムが入ったアクセサリーを掏ったことが発端のこの事件は、アクセサリーを冴子に渡して全て解決。いつもは赤のポルシェに乗ってくる冴子なのに、今回は警視庁のパトカーで駆けつけてくるというのも珍しい。スリを引退し転職したマリ子が選んだのは、何と海坊主の助手だった!
第35話に引き続いてのアウベック担当回。マリ子が冴羽のマンションで一夜を明かした後からはどうも作画がおかしいが、過去のアウベック回に比べればかなり上方修正されているように思える。特筆すべきは、絵コンテに大御所・小華和為雄(小華和ためお)の名前。演出を担当しているムトウユージの師匠でもある。テレビ版『ルパン三世(第一シリーズ)』、劇場版『ルパン三世 バビロンの黄金伝説』の絵コンテを担当しているが、サンライズ作品では『科学冒険隊 タンサー5』のみ。作画監督は『機甲創世記モスピーダ』『超時空騎団サザンクロス』の新井豊。
セリフ
冴羽「君って着痩せするタイプなんだね。それってDカップじゃん〜」
冴羽「こいつら最大のミスを犯した。冴羽リョウに銃口を向けるという最大のミスをな」
マリ子「スリよりももっとスリリングなものを見つけちゃったの!」*そのスリリングなものと言うのが何と……
海坊主「おいリョウ!見てないで助けろ!何とかしろ、リョオォォ」*海坊主の秘書になることだった
次回予告
冴羽「やだね香ちゃん水着なんか持って。プールバーってビリヤードなんだよ」
香「んなことは知っとるわい。それよか由里さんの邪魔すんじゃないよ?」
冴羽「だってぇ、ピッタシ密着してれば守りやすいし……なんてね」
香「由里さんにはお店を賭けた大勝負が控えているんだからね」
冴羽「あ〜んなイカサマ野郎に負けたらモッコリ一発だぞ」
香「こら、余計なプレッシャーを与えるな」
冴羽「シティーハンター『モッコリが特効薬?! 美女ハスラーと愛の球跡』」
香「絶対見てね!」
スタッフ
脚本 | 遠藤明範 |
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絵コンテ | 小華和為雄*4 |
演出 | 武藤裕治*5 |
作画監督 | 新井豊 |
原画 | 宇都木勇/渡辺嘉己/木下裕孝/石丸賢一/鈴木順八/清水勝祐/河村明夫/土屋幹男 |
動画 | 当麻公子/中島章喜/荒木忠春/村上剛/吉沢八重子/小林良之/坂本和子 |
動画チェック | 林田直子 |
色指定 | 古川宏美 |
仕上 | スズキ動画企画/根本圭子/鈴木聡子/神藤徳子/剣持すみ江 |
特効 | 小林靖彦 |
美術 | 脇威志 |
背景 | 現代制作集団/小浜美代子/小泉江美子/米田真紀/森川ひろみ/程塚まゆみ/吉川浩 |
撮影 | 三晃プロダクション/武田純一/松平高吉/松下力也/岩崎敦 |
編集 | 鶴渕映画 |
タイトル | マキ・プロ |
効果 | 松田昭彦(フィズサウンド) |
整音 | 大城久典 |
音響制作 | オーディオ・プランニング・ユー |
録音スタジオ | A・P・Uスタジオ |
現像 | 東京現像所 |
メカニカルデザイン | 明貴美加 |
設定 | 秋山浩之 |
制作助手 | 渡辺葉子/佐藤あさみ |
制作進行 | 松田桂一 |
文芸 | 外池省二 |
製作担当 | 望月真人 |
本ページの情報は2020年3月時点のものです。
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