ルパン三世PARTIII 第35話「ターゲットは白銀の果てに」

脚本:宮下隼一 絵コンテ・演出:曽我部孝 作画監督:森中正春 青木悠三

ヨーロッパの銀行国家ラインベルグの中核、フォントベール銀行から5000kgの金塊を盗み出そうと計画するルパンだが、先客に横取りされていた。不二子の調査によれば、この犯行はルパンも一目置く腕利きのアベック強盗ジョンとメリーの仕業。一方、銭形警部はフォントベール銀行の頭取スポルディングから金塊強奪犯を捕らえて欲しいと頼み込まれルパンが向かったアルプス山中へ。見事ルパンを逮捕した銭形だが猛吹雪ではどうにもならず山小屋へ避難する。山小屋には老夫婦が二人。更には謎の殺し屋が現れルパンを射殺してしまう。この事件の黒幕スポルディングも現れ役者は勢ぞろい。殺し屋に扮していたのは次元と五右ェ門。老夫婦に扮していたジョンとメリーも正体を現すが、インターポールはこの事件の真の黒幕を燻し出すための作戦を発動しスポルディング以下三人は捕縛される。残りは生きていたルパンたちだけだが、金塊の隠し場所そのものであった山小屋を五右ェ門が真っ二つに!銭形を振り切ることに成功したが、金塊は谷に落ちてしまい大損のルパンたち。

原作「切り札は一枚で充分」を材に逆転逆転の展開で話が進む。原作から材を得た作品は久しぶり。ドジを踏んだルパン→自分たちを罠に嵌めた悪人を懲らしめる→自分自身はタダ働き、のパターン。原作では老夫婦はルパンと不二子で、銭形がトリックを暴こうとし、山小屋真っ二つの仕掛けもルパン特製だったわけだが、今回山小屋を真っ二つにするのは五右ェ門の役目。スポルディングとジョン&メリーをお互いに疑心暗鬼にさせる頭脳的作戦が見事。スポルディング役は北村弘一。ジョン役は麦人(クレジットでは天地麦人)。メリー役は「ケイ」であり「猿谷猿丸(プロゴルファー猿)」である頓宮恭子

オープニングアニメーションの変更

キャラクターデザインの変更に伴うオープニングアニメーションの差し替えが遅れていたが、今回からようやく新バージョンのオープニングが登場。『バビロンの黄金伝説』の主要アニメーター3人(青木悠三、柳野龍男、尾鷲英俊)が中心となって作ったもので、前半のものに比べ非常にコミカルなものに仕上がっている。

ルパン三世 PARTIII Disc.7 [DVD]

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